前作“Tender Epoch”にはチカーノ・バットマンのバルド・マルティネス、
ブレインストーリーのケヴィン・マーティン、ブイエポンゴのエドガーなどロサンゼルス周辺の実力派が参加、
熱烈に追いかけてきたサイケ・ロックに、チカーノとしての多彩な背景が絡み合う英語/スペイン語のバイリンガル歌詞を載せた摩訶不思議なサウンドは多くの音楽ファンを魅了した。
今作は、生まれ育った海に面したロングビーチから内陸部であるシカゴに居を移し、
場所の移動も大きくサウンドに影響したという大注目作。
プロデュースはテキサスを拠点にする元グルーポ・ファンタスマのリーダーで今やブラック・ピューマで大人気を獲得したエイドリアン・ケサーダ。
冒頭はハモンド・オルガンをクレイジーに鳴らすサイケ・ロック。
前作と同様、スペイン語歌詞で歌うナンバーも実にエキセントリック。
より複雑な展開をもつストーリー性高い楽曲、そしてより濃厚ににじみ出るサイケデリアの味わい。
かなり中毒性の高い話題必至作品。
ちょっととぼけたような初期チカーノ・バットマンの世界が好きな人にはかなりオススメ。
アイテム詳細
- フォーマット
- LPレコード
収録曲
- SIDE A
- 1. In My Shoes
2. Hey Mr. Sun
3. June Gloom (Smilin')
4. Miel
5. Tu Mirada
- SIDE B
- 1. WYD
2. Por Ti
3. Coronado / Where Are You Baby
4. The Murder Mystery Pt. 2
5. I Can't Change You